ネパール買い付け無駄話 爪と大気汚染
タメルの街で出かけて帰ってくると必ず爪が真っ黒になります ほんの数時間の用事でもかならずです。 なので戻ると必ず爪を洗うし、全身ざらざら...
いちばん最初にネパールに渡航したとき、東の端っこの小さな空港に向かったのだがそこで係官の太り気味のおっさんにおかしな荷物検査をされた。
一人ひとり個室に入ってボディチェックをしているのだがなんというか物々しすぎる。
バッグを開け勝手に財布の中身まで数えだしたのだ。
完全に泥棒やん。
その時確か日本円で20万程入れていたが、比喩でなく本当に舌なめずりしながら一枚一枚数えだしたのでいつでも殴り倒せるように準備して蛇の如くじっと見つめてやった。
だって、このおっさんぜったい悪者だし。
結局視線に気づいたのかはっとした顔でこっちを見て「OKOK」とか言いながら元に戻してくれたがオーケーちゃうやろおいと思う。
とはいえ殴り合いになったら100%負けると思うし、だいたいその辺にライフルとかあるから殴ってはいけない。
その当時のネパール人の平均月収はそこそこの高給取りの政府職員で1万円程度と聞いているので、貨幣価値でいうと日本の20~30分の1くらい、
20万円というと「400万円から600万円くらいの現金」といったところだろうか。(この辺はカーストとかの違いもあるから一概には言えないが)
ちなみに難癖付けて小銭稼ぎをするネパール人はどこにでもいるので、空港の中だから、職員だから大丈夫ということはない。
地位があり、武装もしている奴の方が、より大胆に横領やわいろを要求してくるのだ。
そもそも初代首相も賄賂もらいまくって首都にすごい土地と屋敷を持ってるしな。
全然別の話だが国際空港の1フロアの職員が一丸となってものすごいダイナミックな横領をしていたこともあった、あれは一日の上りが半端なかっただろうから横領というかもはや強盗団だが。