ネパール無駄話 下ネタとダレルメヘンディ
僕はコミュニケーションが下手でかつ英語が喋れないので渡航中は普段の無駄話ですら苦労する。そこで助かるのが下ネタであるが、これは外国でも困...
昔東ネパールをワゴンRで爆走していた時
ドライバーと通訳さんが急に壇蜜壇蜜と言い出したことがありました。
このドライバーはリンブ族のシャーマンなのにキリスト教に改宗した変わり者(改宗の理由も「儀式がめんどくさい、キリスト教は楽ですごい」と、たいがいでしたが)
しかも、ダンスミュージック大好兄なので「日本のタレントにも詳しいのだな?」と思い
「壇蜜さんは綺麗ですね、とてもいいよね」と話に割って入ったら、すごく怪訝な顔をされました。
実はネパール語で「ダンミ」は”綺麗”、「ツァ」は”です”の意味なので
この二人は周囲の景色を見ながら「綺麗です」「綺麗だね」とおっさんとお兄ちゃんでキャッキャウフフな会話をしていたわけです。
なるほど、覚えた言葉はさっそく使いたくなるもの
「すると女性に会ったらダンミツと言えばいいんですね?」と聞いたら
「そうではない。とびぬけて綺麗な女性にはスンダリ、そこまででない綺麗な女性にはランブル。ダンミは景色などがきれいな場合に使う」
と丁寧に教えてくれました。
※仕事の合間に皆で遊んだ女の子。ダンミツさんになると思う
語彙が多いのはそれが生活に深く関わりがあるからですが
どんな文化的背景があればとびぬけた美人とそこそこの美人に対してわざわざ別の言葉ができるのでしょう、聞いていて不思議な気分になったものでした
ちなみに後日腕輪屋さんで店番の子にスンダリスンダリ連発したらすごく喜んでくれましたが、特にまけてはくれませんでした。ただ本当にすごく喜んでくれたので女性に対してはガンガン言っていくべきだと思いました。
あと、ちょっと悩んだうえで「あなたはランブルですよね」とか言ったらやっぱり殴られたり罵倒されたりするんでしょうか。