• ネパール滞在記
  • 2021.04.27

ネパール買い付け無駄話 乗り換えの話

関空ネパール間は直行便がありません
昔一瞬だけロイヤルネパールの直行路線ができたのですが極端に短命な路線として半年で燃え尽きました。余程予定を下回ったか何も考えてなかったのでしょう

現在、ネパール行きの航空路線は色々な種類があり様々な航空会社が自分の国を経由してカトマンズに乗り入れています。(コロナで大分止まっているはずだが)
検索サイトを使って自力で色々探していると掘り出し物があったり、思ったよりも大分安いチケット見つけたりとても楽しいです。

さて、そんな乗り換え時のお話。
三国志の蜀の国(と後パンダ)で有名な四川州の成都空港で乗り換えた時の話なのですが、ここはチェックイン後のスペースはまずまず大きくきれいなのですが、チェックイン前のスペースが絶望的に狭いのです。(といっても普通の地方の空港としては大きいのですが)

 

※劉備廟の近くにはディフォルメされた三英傑が・・・

コンビニとお土産物屋、食堂が数件(マックもあったかも)、地下と地上で3階あり、フロアだけはそれなりに広いものの正直することがありません。そしてここで乗り換えをすると何もない空港で大抵朝まで過ごす羽目になります。

 

(日本人は中国の入国にビザが必要ありませんので、中国語が堪能であれば外に出歩いても良いかもですが、成都はかなり栄えた都市なので歩いてどこかにちょっとと言うようなところではありません。乗り場で客の取り合いをしているタクシーの騙されるのが嫌なら大人しくしましょう。念のため)

※外に出るとご飯が安く二人でお腹いっぱい食べても300円くらいだったりします。

実は「乗り換えの人が休める無料スペースがある」という前情報を知っていたのですが

狭いと言ってもハブ空港。大きな荷物をカートに載せて空港中を探してもそれらしきものが見つかりません。フラフラで一回りしてきたものの見つからず、あとは名前ばかりの偽3階らしきスペースを残すのみ。

確実にそこにあるはずです。けれども3階に上がる道は小さなエスカレーターだけ。大きな大きな荷物を複数持った僕はカート無しで移動することができず、エスカレータに乗れませんでした。

さすがに疲れてもういいかなと思ったのですが、サービスカウンタを見つけたのでエレベーターの場所を聞くことにしました

ところがどっこい、ここで問題発生。
中国の人って絶望的に英語が通じないんですよね。外に出るような人はきちんと習っていますが、一般的な人はそれこそ「エレベーター」とかもわかりません。

このサービスカウンタの女性もそれに漏れず、言葉が何一つ伝わりません。困っている事は見て分かっている物の、どうにかしてあげようと言う気はさらさらなく、中国語でのらりくらりと喋られ、怒って「国際空港のサービスカウンタに英語力0の人間を置くな」と言っても真顔で首を傾げられました。

エレベーターという単語を含めて「探す」とか「欲しい」とかいった基本の単語すら通じないので、何を探しているかの伝えようがない。よく見たら向こうの方に英語で「eleverter」とか書いてあるのですが、「お前はあれどうやって説明してるのさ」、って感じで。

仕方がないのと腹が立ったので、でかい鞄二つとも肩にかついでエスカレータを登ってやりましたとも。
そしたら・・・

ありました、一休みスペース。快適でした。ソファー独り占めで横になることもできました。極上です。しかし、さらに問題発生。重なり重なり難儀なことです。

ここからは「うたたねしながら朝を待つだけのはず!!」だったのですが、12時が回ったところで番をしているお姉さんが中国語で何か話しかけてきました。どうも「ここは12時で閉まるので出てください」と言っているご様子。

「?!乗り換えで長時間って深夜超える人向けやん?」と思ったのですがどうにもならず。荷物とともに部屋から追い出され、寒い壁際で荷物に腰かけて朝まで過ごすことになるのでした。買い付け旅は切なく、そしてちょっと肌寒いのです。

 

ちなみに分かりにくーい物陰にエレベーターありました。

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