紅茶のゴールデンルール
紅茶を美味しく入れるにはどうすれば良いか? 紅茶を入れるにあたってよく言われるのがゴールデンルールです。これは昔からイギリスに伝わる伝統...
紅茶の入れ方には諸説ありますが、どの方・その淹れ方にも一家言あるものだと思います。ではどの淹れ方が一番おいしいのでしょうか?
商品としての紅茶を作る場合、また品評会などで比較するときには基準になる淹れ方というものがあります。(あくまでヒマラヤ界隈でのものです、スリランカは専門外です。)
それは1gの茶葉と100㏄の水(カップ1杯200㏄であれば、2gと200㏄)、そしてその水を100度に沸かして3分蒸らす、というもので、この淹れ方はゴールデンルールをきちんと満たしているといえます。(彼らはこの淹れ方をするときに古めかしい天秤を使いますが、素手で触りまくって錆びているのでたぶん重さは狂っています。ただ雰囲気は抜群です。)
さて、話を最初に戻します。この淹れ方で紅茶を一番おいしく入れる事ができるでしょうか?
答えはNOであると思います。
紅茶は嗜好品ですので、個々人の味覚によるところが大きいですが、したがってこれが万人にとって最もうまい!!という淹れ方はないはずです。個々人の味の記憶や直前に食べたものなどにも左右されるでしょうし。ですので、例えば濃い味を好む方は茶葉の量を増やしたり蒸らし時間を延ばしたり、お好みで淹れ方を調節するのが良いでしょう。
自分の淹れ方を見つけると言っても、まずは基準となる王道の淹れ方は欲しいところ。紅茶の淹れ方は、「紅茶のゴールデンルール」で紹介しています。
ちなみにお湯の温度を下げることで紅茶の甘みが増したり部分部分を変えることで紅茶の味は劇的に変わります。また、茶葉ごとに入り方は変わりますので色々試してみてご自身の好みに合う最高の紅茶を淹れれるようになると良いですね。