• 紅茶のあれこれ
  • 2020.04.16

紅茶のゴールデンルール

紅茶を美味しく入れるにはどうすれば良いか?

紅茶を入れるにあたってよく言われるのがゴールデンルールです。これは昔からイギリスに伝わる伝統的な入れ方とされるもので、紅茶を美味しく入れるにはこれらをきちんと守ることと言われています。
本や人によって言うことが微妙に違う気もしますが…

ルール① 品質が良く、自分の好みや目的に合った茶葉を選ぶ

これは基本中の基本にして真理だと思います。紅茶を入れるための細かい技術は茶葉の持っている香りや味を上手に取り出すためのものですが、茶葉が痛んでおればそもそも取り出す香りも味もないということになります。また、紅茶にはいくつかの製法がありますがそれぞれ特徴があるので自分が飲みたいものに合わせた茶葉を使うのが美味しい紅茶を入れるための近道です。

ルール② 紅茶を淹れる前にティーポットを温めておく

紅茶を美味しく入れるにはよく沸いた新鮮なお湯を使うのが良いといわれていますが、ポットやカップが冷えているとお湯が冷えてしまうのでそのために先に温めることとされています。確かに陶器の分厚いポットなども多いので確かに温めておいた方が良さそうですね。

ルール③ 茶葉の分量は正確に

もともと茶葉の量はカップいっぱいに2gと(諸説ありますが)少量ですので、適当に入れると濃いものや薄いものができたりします。また、自分の好みの紅茶を探すために茶葉の量を正確に測るのが良いです。茶葉の量お湯の温度、蒸らし時間、色々なものを常に同じにしてひとつずつ調節して好みの紅茶を淹れましょう。

ルール④ 汲み立ての水で、沸かし立てのお湯を使う

紅茶を美味しく入れるにはお湯に空気が多く含まれてることが良いとされています。そのためには水道から汲んだばかりの水が良いのです。よく言われるのはジャンピングという茶葉が舞う現象が起こりやすく紅茶が美味しく入るということですが、それ以外にも紅茶の中に空気を多く含んでいる方が紅茶の香りがよくたつように思います。また沸かしたてであることも同様でずっと沸かしているとお湯からどんどん空気が抜けていきます。

ルール⑤ 抽出に必要な時間を正確に計る

これは③とよく似ていますが、蒸らし時間も含めて茶葉の量お湯の温度、蒸らし時間、色々なものを常に同じにしてひとつずつ調節して好みの紅茶を淹れるのが良いです。

ただ、これらのルールは大事ですが、あくまで嗜好品ですので自分の好みのものを好きなように淹れて楽しく飲むのが一番だと思います。紅茶を飲んでみよう、始めてみようと思った方のためにも入口のハードルは下げるべきだと思うのです。

より多くの方に紅茶が愛されますように。

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