そろそろと春の訪れを感じつつまだまだ肌寒い日があったりしますが、皆様お元気でしょうか。
HPをリニューアルしたのに合わせてブログ類も一時退避刷新を図っており、文章の類がまったくないのですが「マツコの知らない世界」にてチャイが取り上げられるという事で、以前のチャイの文章を掘り返して再掲載してみようと思います。(一部追記もしております)ちょっとでもお客様が増えると嬉しいですが・・・
さてさて、今回は、チャイを作る上でのちょっとした雑学。紅茶好きの方がよく上げられるものにチャイ(インド風ミルクティー)なるものがあります。
これは要するに茶葉を牛乳で煮出したものですが、紅茶の国のご家庭ででミルクティー飲みますか?と聞かれたら大抵これが出てきます。(どうも彼らの中ではミルクティーとチャイは同じなのだそうで)作るのはそれなりに手間がかかりますが、丁寧なおもてなしをしてくれているので有難く頂いてください。
まず、チャイを作るのには、リーフティーよりもCTC茶が向いています。CTC紅茶と呼ばれる粒や粉の紅茶は、エグミがないのに味が濃く渋みが濃く苦みが濃く、ついでに色も濃いので、牛乳に負けないくらいの味を持っているからです。どっしりと力強いストロングテイストこそがチャイに合います。
さて、本題の雑学ですが、チャイを作るのには、どのような牛乳が良いのか?という話です。先ほど紅茶教室開催のための実験をしていたのですが、具体的にわかりやすかったので、写真に撮ってみました。
左が、普通の牛乳で3分煮出したもの。右が、ノンホモ牛乳で3分煮出したもの。(下にあるのは、ノンホモ牛乳の瓶の中についていた生クリームです。)普通の牛乳で煮出した方は、かなり白いです。一方のノンホモの方は、茶色いですね。
味は更にハッキリとしていて、普通の牛乳は、色がついただけでほぼ牛乳です。ノンホモの方は、キチンと紅茶になっていました。
なぜ、このような差が生まれるか?
紅茶の葉は、牛乳で煮出すと開きにくい(味が出にくい)と言われています。これは、脂肪分が茶葉に絡まってしまい悪さをするからだそうですが、ノンホモ牛乳は脂肪分が不均一なままなので、部分的には低脂肪乳のようになっています。その低脂肪な部分のおかげで、紅茶をうまく煮出すことができるようです。チャイを作るのに一番いいのは、ノンホモ牛乳とCTC紅茶の組み合わせのようですね。だけど、ノンホモ牛乳はお値段が高いので、普通のお値段の牛乳を使って美味しいチャイを作るには工夫が必要になります。そこで、お安い牛乳を使った美味しいTEAPARTY特製の「ヒマラヤ風チャイ」の作り方をご紹介します。
といいつつ長くなってきたので2部に分割、
続きは「チャイの雑学 2 ヒマラヤ風ミルクティー」にて