ネパール無駄話 洋酒と運転手と4人の子供たち
ネパールには様々な交通手段があるが長距離はマイクロ、大型バス飛行機など。 一長一短だが崖に落ちたりするので安全性を最優先にするのがおすす...
2012年12月イラムに訪れた際に不思議な遊びを見かけた。小さなビリヤード台の様な物の上で、これまたカジノのチップもどきを指ではじいてぶつけ合う「ケレンポート」というらしい。
※ケレンポートをする子供
四隅の穴に落としあっているみたいで”白いのに白いのをぶつけて落としたら勝ち”くらいの簡単なルールっぽいが、滑りやすくするために台の上に小麦粉みたいな粉をまいていたのでうどんの打ち粉みたいと思ったものだ。
やっている子らは案外白熱するし後々ギャラリーもそれなりに集まってきたので見るのも楽しいのだろう。緑の服の子はカメラを向けたら気取ってポケットに手を突っ込んだが、僕のせいで負けたらすいません。
この当時イラムに限らず全土で子供も大人も昼間っから原っぱや道路に座り込んでよく遊んでいた。ケレンポートもだが、ポーカーだったり駒が一人4個ある特殊な双六だったり、マリッジという麻雀に似たトランプだったり。
※こっちはマリッジ、トランプを二組使うが聞いた限りルールはほぼ麻雀、後ろに札束が見える
ほんの数年前は国中が座り込んで遊んでいるおっさんで溢れていた。 大の大人が昼日中に道端で博打をやっているのを見ると「働けよ」としか思わなかったが、ネパールののんびりした時間を良くも悪くも象徴していた気がする。 ちなみに今はみんなスマホになってしまった。