2022年のセカンドフラッシュ新茶がラインナップに加わりました
イラム紅茶ファンの皆様、お待たせいたしました。 ようやく2022年のセカンドフラッシュ新茶がラインナップに加わりました。 コロナ禍になっ...
こんにちわ。店主の紅茶王子です。
2020年セカンドフラシュ紅茶の通関が完了しました。あと1週間もすれば今年のSF紅茶が販売できるはずです。順調にいけば。
さて、折角なので通関に関する小話を書かせていただきますと、
今回もロックダウン、再ロックダウン、緩和するも飛行機とばず、ネパールの業者間の睨みあい、と色々な問題がありどれも困りましたが、毎回困るのは苦労して日本まで荷物を運んだあとで仕入れ価格が安すぎるだろと税関さんに怒られること。
これ実はかなり重要でそして切実な問題です。
仕入れ価格を不当に下げると税金が変わります。うちみたいな小さなお店ですと、仮に何かやったとしてもせいぜい2万円の税金が1万円になって・・・やったー今夜はステーキだ!!程度なので(やってません)、正直税関さんがいちいち書類を漁って調べる人件費の方が高いのですが、とはいえ大事なことです。(やってません。)
正確な金額はここでは書きませんが、大航海時代の黒コショウのように仕入れ元の現地に行けばただ同然で仕入れれるものが消費者の手元に届くときには目玉が飛び出る価格!!なんてことはよくあることです。
そこに行くために船団を組まねばならぬことと、目的地に行きつくまでにけっこう死ぬというリスクがありますが。
ちなみに現代ではその仕事は商社が担っており、商社の人はたまに死にますが、新しい販路を開くたびに会社はどんどん大きくなっていきます(一部偏見が入っています、あくまで僕の個人的な感想です)
話を戻すと、税関さんが税金をかけてくるのはCISといってC:コスト(仕入れ価格)I:インシュアランス(保険)S:シップメント(輸送価格、まちがってるかも)の三つなので、この三点が妙に安いとマル暴の如く「吐かんかいオラ!!」と言われてしまうわけです。
しかし、現地での輸送費用やライフル持って脅されたとかはこのCISには入っておらず書類に書いてないので、傍からは見えません。僕は現地でやくざに追い回されたりしながら命からがら荷物を運んでおりますが、当店のパッキングリストなどだけを見ると「水晶玉が1円だって?!妙だな」とコナン君のようなことを言われてしまうわけです。(さすがにそこまで安くはないですが)
買い付けはあまり人にお勧めできないくらいしんどいですが、かかっているコストはプライスレスなものばかりなのです。偉い人にはそれがわからんのです。こう書くとただの愚痴に見えますが、今回の話はただの愚痴です。お疲れさまでした自分。
追記:カトマンズ市内で購入すると2000円から5000円するこの化石(大きさや珍しさで色々、これは結構大きい)
カリ〇〇ダキという河の上流に行けば川の中に落ちていますので、タダで拾えます。向こうのバスはちょこちょこ崖に落ちて転がっていますので着ければの話ですが。
より多くの人に紅茶が愛されますように